【山登り準備】登山用品高すぎる!初心者でも代用品で楽しみたい

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先日、登山・ハイキング用に靴を購入しました。

その時の記事はこちら↓

 

靴と靴下とで

トータル2万円超!!

 

すごいな〜登山用品。

まだ何も始めてないのに、始めるために2万円も使っちゃった…(⌒-⌒; )

 

登山を始めるに必要なもの

 

  • 登山靴
  • ザック
  • レインウェア

 

ほかにもウェアやらヘッドライトとか、登山を安全に楽しくさせる細々としたものがありますが。

 

全部専用品を揃えるのは無理!

絶対に無理!!!!!

 

独身ならいざしらず…

子持ち兼業主婦のお小遣いなんてたかが知れてるので、ひとまず最低限として初心者ハイキング&低山登りができる装備を揃えたいところ。

 

【山登り 初心者 代用】

【ハイキング 初心者 最低限の装備】

【登山ギア コスパ最強 初心者】

 

などなど

思いつく限りググったり、Kindle Unlimitedの初心者向けムック本を読みまくったりして調べました。

その結果を購入品含めて、まったりアウトプットしてみたいと思います。

 

レインウェア

これはね、どこのサイトを見ても

 

「登山専用を購入すること」

 

これが原則っぽいんです。

登山って命懸けで山を登るので、雨や霧などで体が濡れて低体温症になるのが本当に怖いんだって。

だから登山用のレインウェアって水は通さないけど汗は外に出して、さらに動きやすいっていうガチガチのガチ山専用品!

よって、お値段が高いヽ(;▽;)ノ

 

 

 

上だけで2万円超!!!

高いー!!!!!!!!!

ぼったくりかーーーーーい!!!

 

……わかってる(冷静)

命を助けるために2万円なら安いよね

安いけど

でも今すぐ命懸けするほど怖い山登るわけじゃないし

そもそも雨予報なら登らないし

(突然の雨には注意だけど)

 

とりあえず普通のレインウェアでいいんじゃね?無いよりマシだし??

ってことで買いました。

 

庶民の味方、ワークマン!

 

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上下合わせて4,800円!

安い!(安いのか?)

 

上は

耐水圧 10,000㎜

透湿度 8,000g/m2/24h

 

下は

耐水圧 10,000㎜

透湿度 5,000g/m2/24h

 

 

そもそも耐水圧とか透湿度とか初めて聞いたし、数字見てもわからん…(⌒-⌒; )

ちなみにワークマンを選んだのはこの記事を参考にしたからです。

登山に使える!?コスパ抜群のレインウェアならワークマン|YAMA HACK

 

無いよりマシ!(呪文)

 

 

ザック

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良くないのはわかってるんだけど、ザックはまだ決まってません。

写真はとりあえずマザーズバッグとして数年私と育児の苦楽を共にしてくれたリュックです。

 

 

肩の負担を軽くする撥水リュックサック

という商品名の通り、重い荷物になっても肩が痛くないです!

19リットル入るそうで、日帰りのアウトドアなら十分対応可な大きさ。

 

でも胸や腰のベルトがないので、Amazonとかで後付けで付けるのもいいのかな?と思いつつ。

ザックは近いうちに専用のを買いたいと思うので、それまでは本格的な山に行くこともないし無印良品にお世話になります。

 

ちなみにほしいな!と思ったザックはこちら。

 

 

欲しいのは街で背負ってても溶け込めるデザインであること。

ミーハーなのはわかってるけど

こういうのって自分の好みを信じたい!

現実的にはパーゴワークスかなと思ってるし、試着具合によっては全然違うのもあり得る話。

RLMWは高嶺の花ですね。

 

 

スプーンフォーク

小物ですが、スプーンフォークはセリアで各100円で購入!

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みてみて。

ちゃんと折り畳めるのです!

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手のひらサイズになりました(^^)

山の上で食事って憧れるのは万人共通かと思いますがここにお金を割く余裕がまだまだありません。

それが庶民!

山登り関係なく、普通にアウトドアや職場のお弁当にも使えるからアリ寄りのアリですね〜

 

ヘッドライト

登山、ハイキングについて調べるまでヘッドライトの重要性なんて考えもしませんでした。

これはいつかモンベルあたりで買いたいな〜と思ってるんですが今すぐはちょっと…

(登山靴で今は精一杯)

 

これも例の呪文、無いよりマシ!で買ってきました。ダイソーで200円(⌒-⌒; )

 

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無いよりマシ

無いよ…り………_| ̄|○

これはこれで防災用品とか、旦那が物置で片付けするときとかに使ってもらえるから後々無駄にはしないかな〜と思ってます。

 

近々ちゃんとしたの買う!

買うから!!!

 

ちなみにダイソーの品はこちらのブログを参考にさせていただきました、ありがとうございます!

https://kamiyama-online.com/daiso-200yen-headlamp-for-mountaineering/

 

 

 

ウェア

ウェアなんてぶっちゃけなんでも良くない?

低山&ハイキングくらいならってことで

学生時代に着てたスポーツウェアや、レインウェア買うついでにワークマンで細々購入。

 

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Tシャツとか。

安いねワークマン、楽しい楽しい。

最近スポーツらしいスポーツしてなかったから、久しぶりにアウトドアで着られる服を見るのがワクワクします。

久しぶりにスポーツショップ行ったら元体育学科の血が騒ぎました、そうそう私、ウェアとかグッズとか好きだったんだよね〜昔から。

 

その他のものたち

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こちらもダイソーで。

折り畳める座布団です!

レジャーシートでもいいんだけどアウトドアでお尻が痛い時があるので、そんな時にあればいいな〜と思ったので買ってみました。

 

意外にもこれが便利。

たとえば公園で子どもが安全に遊んでるか見守ってる時、あちこち動く子どもを追いかけるのにいちいちレジャーシート広げてたら面倒ったらありゃしない。

でもこの折り畳める座布団だとコンパクトだから畳まず持ち運びしても問題ない!

登山の前にとても役立ちました(笑)

 


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次はセリアでスタッフバッグが売っていたので、試しに購入!


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私はこの形の入れ物初めてなんだけど、容量に合わせて入れ物の大きさも変えられるから便利ね〜

試しにレインウェア上下入れてみました。

しばらく使う予定ないのでこのまま使いたいと思います。

日常的にも子どもの着替えや旅行の時などにも使えそうなので買えて嬉しいです(^^)

 

 

 

さてさて

とりあえず登山用品はぼちぼち揃えていくとしてもそれらしきもの(?)は順調に買いつつあります。

とりあえず山登れよ、歩いてみろよって話なんだけどなにぶんコロナがね…

県外への移動を足止めされるのですよ…

 

再来月の7月あたりには

下火になってるといいな〜と願いつつ

装備の充実や練習をして慣れていきたいなと思っていますです。ハイ。

がんばりまーす!!

【山登り準備】ハイキングシューズ購入!

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山登りしてみたーい!

と思って数日。

 

この間に友達に話を聞いたり

ネットで検索したり

本を読んだり…

 

ガチで登るぞ!だと一瞬で心が砕け散ることが予想できたので、まずは山に行くこと&楽しむことを目的に。

なので、まずやるのはハイキング!!

よーし準備するぞー!

 

 

山の3種の神器は

 

  1. 登山靴
  2. レインウェア
  3. ザック(リュック)

 

らしいのです。

とはいえ私が最初に登ろうとしている山は

 

子どもでも登れる◎

動きやすい服装と靴なら大丈夫◎

 

という超初心者向きってことで、まずは靴から用意することにしました。

(まともなスニーカーすら持ってない)

 

靴って何万もするのね〜

これは間違った買い物はできないぞ…

 

↑こんなのとか。

それにしても見ても全然わからない。

何が良くて何が合うんだか、面白いほどに全然わからない。やっぱり履いてみないとなぁ。

(履いてもわかるんかな?)

 

 

これはだめだと思って、ゴールデンウィーク初日に山登りする友達に聞いてお店に行ってきました。

 

 

 

石井スポーツ

 

お店に入ると、山登りやアウトドアの商品がずらずら〜っと並んでて超楽しい〜

ワクワクする〜(^^)

 

でも、商品を目の前にしても全然わからないんだよね。ずらっと靴が並んでるけど…うーん。

大学生時代に体育学科だったのでわりとスポーツ用品に馴染みはあるんだけど、山登りって装備が独特。

そしてどれも高い(笑)

 

靴2万!

リュック3万!!

レインウェア上下5万!!

 

は?

山登りってブルジョワがするものなの??

ってツッコミたくなる…

命を守る装備だから、なのかな。

もはやスポーツではない…????

 

とりあえず靴下でも買うかと思って、棚から適当に取ってみる。

それを持ってまた靴を眺めていたところ、店員さんが私のことをすごい覗き込んできた。

なに?

 

「それ何をお持ちですか?」

 

何をって靴下ですけど…と見せると

 

「靴は決まってますか?」

 

と聞かれ首を振る。

するとどこかからスタートの鐘がカーンっと鳴って(鳴ってない)店員さんのマシンガントークが始まった…

 

「まず靴を選んで、靴と足に合わせて靴下を選びましょう!どれくらいの山を登る予定ですか!?足は何センチ???」

 

食い気味のおじさん店員さんの勢いにちょっと気圧されつつも

 

  • とりあえずハイキングをしたい
  • そのあとどんな山にするかは考える
  • 平地よりも坂地をイメージしてる
  • 足は23.5〜24センチ

 

という旨を伝えると、ふむふむと店員さんが「この辺ですね〜」と棚から5足ほどチョイス。

ここまで来ると私はもうよくわからないので、その先は見た目で選びました(笑)

 

座って、靴下借りて、靴の履き方を習い、説明書きをもらいました。

 

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おもしろいね〜

靴もメンテナンス必要なんだね。

(そりゃそうか

 

ちなみに私、靴下を履くと足首までの縦のラインが歪んでるそうです。

高校生のとき足首ひねっちゃった癖がそこに出てて、体が歪んじゃってるんだって。

 

「足首の筋が伸びちゃってるなら、周りの筋肉でフォローするしかないんで筋トレしてください!」

 

と店員さんが言うのでびっくり。

筋トレ?????

 

「筋トレすれば歪み治りますんで、山登りするなら治さなきゃね。インソールで補強するのもありますから」

 

治るんだ…( ゚д゚)

体育学科出身とは名ばかりで、なーんも知らんとです。

たしかに足首は何時間も歩くと痛みが出てくるので、本格的に山に登るなら店員さんの言う通りにしたほうが良さそう。

 

「足の爪が靴に当たると下り道で足指痛めて歩けなくなりますから」

 

でないと帰って来れなくなりますよ〜と笑顔で怖いこと言われました。

やだー!怖いー!!

 

とにもかくにも店員さんのアドバイスに従い、悩んでても仕方ないので一足買ってきました。

 

 

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緑の靴紐がアクセントのAKU

モンテラⅡ GTX

 

…らしい。調べた(笑)

AKU(アク)|石井スポ-ツ 公式サイト|登山・スキー・アウトドア用品専門店

 

靴裏はこんな感じ。

厳ついね↓


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靴に合わせて靴下はこれにしました。

余談ですが何も考えずに最初に選んだ靴下よりも、薄めのやつになりました。


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「身につけるものは綿はだめ!それさえ避ければ何とかなる!!」

と言ってたので、私くらいのレベルなら靴さえちゃんとしとけばいいんだなって思いました。

 

ありがとう店員さん。

がんばるよー!

 

 

さてさて、靴も買えたことだしあとは山を歩くだけ〜!日程を考えてふらふらと低も低の山に行ってみたいと思います。

楽しみだなー\(^o^)/

山に登ったことのない初心者が、山を登る楽しみ方を3つ考えてみた

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先日、ツイッターでフォローさせてもらっている方の「山登り」に関するツイートに心動かされまして。

 

あ、いいな。

自然に触れたいな。

 

そんな風に思ったんです。

元々花が好きでドライブがてら花畑に行くことが多かったのですが、山ってのは行ったことないんですよね。

 

山登りが趣味な人って職場にも結構いるけど、山登りの何が楽しいんだろう?って思い、調べてみると

 

山の楽しさは十人十色!

 

という記事に出会いました。

なるほど、楽しみ方は自分で決めていいんだな。それなら私は何を楽しみに山を登ろうか?とちょっと考えてみることにしました。

 

 

写真を撮る

花、木、空、雲

私が好きな自然です。

ついつい自分の好きな風景があると、目的もないのにスマホでパシャっと撮ってしまいます。

日常ではなかなか出会えない風景が山にはあるかもしれないと思うと、せっかくならコンデジ片手に歩いてみると楽しそうだなと思いました。

SNSが華やかになりそうで良いよね。

 

内省する

日々仕事に家事に育児に忙殺されていると、自分を省みる時間というのがなかなか取れません。

黙々と歩いている時間で、今後のキャリアであったり、家族の在り方であったり、自分の夢であったりを考える良い機会になるのでは?と思いました。

私、1人時間とっっっても好きなんです。

頭のなかでぐるぐる思考を巡らせるのがストレス解消なので、きっといい時間になりそう!

何なら小さなノートと一本のペンを持って、がりがり思いついたことメモするのとかどうだろう?

普段は思い浮かばないアイディアが浮かんでくるかもしれないよね。

 

山頂で読書する

山頂でなくても良いのですが、自然の中でのんびり読書するっていうのも良いなと思いました。

考えてみたら私、海外旅行の際は必ず本を何冊も持っていって、旅行中も暇さえあれば読書してました。

朝ごはんのあとのテラスで、日中海岸のパラソルの下で、夜寝る前のベッドで……

そういう時間に幸せを感じる人なので、山の中で読書するっていうのも良いなと。

山で読むならどんな本がいいかな〜

せっかくならkindledではなく紙の本がいいなと思うけど、荷物は少なくがいいのかしら?

 

 

ということで、山に登ったことのない初心者が何を楽しみに山を登るか、何のために山に登るのか考えてみました(^^)

別に山頂に着かなくてもいいかなと。

もちろん山頂から見える景色も見たいんだけど、それを目的とせずとも自分なりの楽しみを見つけながら山に登れれば最初は良いかもしれないと思ったら、

 

なんだか私でも山に登れるんじゃないかな?

 

と思ったわけです。

だってネットで見てると山登りに4時間とか書いてあって、ちょっと自信無くしちゃったんだもの。

4時間も歩けるかな?

途中嫌になっちゃったらどうしよう?

とか。

でも山登りの楽しさは人それぞれで、目的も一つに絞らなくてもいいのかもしれない。

そう思えたらこのゴールデンウィークあたりに、ひょいっと行ってみるのも良いかもしれない…と思って。

私は早速、楽天市場で山登り用の服をポチってみました(笑)

今度、靴買いに行かないと!

 

そんなこんなで日々少しずつ楽しみを見つけて、人生に彩りを添えています。

【読書記録】「ルワンダでタイ料理屋をひらく」を読んで世界の広さに驚く

 

ルワンダでタイ料理屋をひらく

ルワンダでタイ料理屋をひらく

  • 作者:唐渡千紗
  • 発売日: 2021/04/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

「これ、ぜひ読んでみてください!」

 

そう言って職場の後輩くんから教えてもらったのが、この本だった。

 

題して「ルワンダでタイ料理屋をひらく」。

 

ルワンダ?知らない。

すぐにAmazonで本の詳細を調べて、その場のノリで購入ボタンを押した。

こういう時のスピード感は大事だと思っているので、帰宅してすぐに読み始めて3日目には読了した。

読み終えた時の目の前の世界は、読了する前の世界とは違って見えた。

語彙力が無いのでうまく表現できないけれど、あえて絞り出して言うのであれば「世界って広いんだなぁ…」ということだ。

最近の私といえば、年少になるママっ子の娘を抱えつつ、異動したばかりの部署で仕事に追われ、家事も疎かに夫からやや冷たい視線を送られている、そんな生活だ。

目の前のことでいっぱいいっぱい。

現状を打破するために家事や仕事の時短術をググってみては試し、最近の冷凍食品は美味しいな〜とスーパーで新商品を買い漁り、とにかく見えている世界をいかに良くするかしか考えていなかった。

 

そこにいきなり飛び込んできたのが「ルワンダ」。

どうやらルワンダというのは、国名らしい。

Wikipediaによると

ルワンダは東アフリカに位置する内陸国で、国土は緑の山岳地帯に覆われています。

と書いてある。私の地理力は3歳児並みなので(アフリカ…アフリカねぇ…)と世界地図を頭に思い浮かべるもアフリカがそもそもどこなのやら。

対して相棒のiPhoneは優秀で、ルワンダと打つと国旗を出してくれる。

 

🇷🇼

 

ブログに表示されるかわからないが、水色×黄色×緑の爽やかな色をした国旗だ。それぞれの色は平和、繁栄への希望、国民を表しているらしい。

 

この本は、日本からは遠いアフリカのルワンダという国で、5歳の子を持つシングルマザーの女性が「えいや!」と移住してタイ料理屋を開いた軌跡が記されている。

日本のシングルマザーという立場だけでも大変なのに、さらに異国ルワンダに移住し、さらのさらにタイ料理屋を開くというどこから突っ込めば良いんですか…?という内容である。

 

大変だっただろう。

軽快なテンポで書かれた文章はまるでそんな苦労も笑い話!と言わんばかりで、次々と起こる"日本ではあり得ないトラブル"にこちらも思わずつられて「そんなことある!?」「こんなの無理でしょ!」と突っ込みながら読み進めてしまうが、『軽快なテンポ』と表現するには重すぎる事件や悩みもあっただろう。

子育てだって、である。

文章中では息子のミナトくんについて

 

毎日の日記は、ほとんどミナトへの懺悔だった。SNSやブログでは仕事と育児に奮闘! と前向きな発信をしていても、現実はそれ

 

と書いてあり、思わず目頭が熱くなる。

何事も書いてあることだけが、目前にあるものだけが世界ではないのだ。

懺悔してしまうほどあっちにこっちに頑張ってるなんて本当にすごいことだと思う。

だって色々な顔の分人を持つ人が、どの分人も完璧に生きるなんて不可能だもの。(そう分かっていても、現実は懺悔してしまうものだけど…)

同じワーキングマザーとして、思わず感情移入してしまった。

 

また、驚いたのはルワンダに住む人たちが持つ暗い過去と明るい生き様である。

私はこの本を読むまでルワンダ虐殺について知らなかった。何十万人という人々が殺され、それは国民の10〜20%もの数だったらしい。

著者の唐渡さんのお店で働くスタッフたちの口から語られる1994年に起きたこの大虐殺の端々を、私は文章でさえ直視することができなかった。

想像することを頭が拒んだ。

そんな悲惨な過去を持つ彼らであるのに、また、それによって困難さを極めた人生であったのに、彼らの言葉は非常に強いものばかりだ。

 

ノープロブレム!ケニアの言葉でハクナマタタ!

 

「アイ・ソー・メニー・ピーポー、グッド。だから、自分もグッド・マンになりたいと思ってやってきたんだ」

 

「ザット・ハプンズ・イン・ライフ(そういうことも、人生にはあります)」

 

「アイ・アム・ラッキー。イッツ・ミラクル」

 

そう言わざるを得ない環境だったのかもしれない。だって残された人の人生は今日も明日も続いていくから。

泣いていてもご飯もお金も出てこない。

動くしか道がない。

 

この本を読んで、自分の世界の小ささに改めて驚いた。著者の唐渡さんの考えや生き方もだし、ルワンダの人たちの生活や考えなど、今の私には想像もつかないことだらけで言葉にならない。

でも、そういう世界があるんだと知っただけでもよかったと思う。

改めて自分の人生について考えるきっかけになった。

 

私が持っていて、彼らが持っていないもの。

彼らが持っていて、私が持っていないもの。

 

日々のたったの数十分時短をして、人生の何が変わるのか?

その日がうまくいかないことだらけだったからといって、自分を必要以上に追い込んでいないか?

 

彼らの「何をそんなに生き急いでるの?」という態度に、私も思わず立ち止まって「何でかなぁ…」と空を見上げる気分になった。答えはもちろん見つからない。

 

 

 

 

著者の唐渡さんがこの本の最後に、自分「らしさ」について触れている。

 

「らしさ」は、アウトプットからしか見えてこない

 

結果というアウトプットは、日々の努力というインプットが溢れることでしか生まれない。圧倒的な量を、溢れるまでインプットし続けるしかないのだ。

 

 

うーん、深い。

結婚してからというもの、社会人であるべき姿、妻である姿、子どもを産んでからは母という姿も加わり、「自分って何が好きだったんだっけ?」と思うことがある。

たまに訪れるひとり時間に何をして良いのかが分からず、とりあえず部屋の掃除でもするか…と動き出してひとり時間がなくなる虚しさを感じていた。

夫は結婚後も変わらず趣味を開拓していて、羨ましい気持ちと憎らしい気持ちとに翻弄されることもあった。

 

私ってなんだろう。

 

まるで哲学だ。すぐに答えが見つかればいいけど、悩んでいても生活は続くし寝て起きれば朝が来る。

難しいことはわからないが私は私なりに頑張るしかなさそうだ。

自分なりのグッドで楽しい生活ができるよう、無駄な背伸びをすることなく今できることをやっていこうと改めて心に誓った。

そしてあわよくば、グッド・ウーマンになれるように笑顔を絶やさずに日々を過ごしたい。